4/11、オルフェの方舟(3)

ネタばれあり

 杉之浦春海は先行読み切りだと初々しくて ‘萌え’とか言ってましたが…
あんな恐ろしい性格だったとは!!ε=ヾ(;゜ロ゜)ノ 女子高生を人間爆弾にするって…。
上遠野浩平さんは木偶人形の設定が好きやなあ…(汗)

 今回の世界の敵は自滅だがブギーポップに精神的には勝った、勝ち逃げしたと思うが…
美登里も含めてミンサーの時とは違い、
『世界の敵になってしまって、ブギーポップに殺されて可哀想』とは思えないなあ…。
でも、若い頃特有の何処にも行けない、行き止まりなやり場のない、強い怒りはよく出てたと思いました。

 今回は男女の(一方通行でない)絡みが多いですね、最初は一方通行だけどね
バトルも面白い。
あとがきが、捻ってなくてそのまま本文の説明になってたが・・・・。
 神話の引用は、オルフェと車輪と門番の引用はうまいが、それ以外は…いまいちかな
話は短いが、まとめ方は今回は前よりうまいね!
 あと滅茶かっこいい、心が痺れるかっこいい場面は今回多くて、血が騒いだよ!!

  • P89(一致しない… 春海は上目遣いに)、
  • P123〜125(これ以来彼女は/待ってよ、やめてよ それって)、
  • P143〜147(私はこのお方の忠実な下僕/そのMPLSって… そうだ私の妻だ)、
  • P173(おまえ…おまえに力を貸してるのは●●て男なの…?)、
  • P204(…まったく残念だわ(りせっト))、
  • P215〜218(死なねーじゃん/俺たちがこれから戦わなきゃならないのは_死神だ)、 がお気に入り

 相川靖子が今回一番のお気に入りキャラです♪ (226ページの‘私は_嫌だわ。このまま_ずっと_’)が好きじゃあぁ

 今回の最終決戦の公園は、ミンサーの戦いの場面(女子高生が飛び下り、ミンサー自殺)の場所と同じですね…!
あと187ページの『うぐぐぐ…!』を見てラウンダバウトを思い出した。

本文の挿絵は今までで一番素晴らしい。
ビートのディシプリン4巻の挿絵も、今回の挿絵の出来の良さで許せる感じ。

単行本未収録の、リセット主役の事件シリーズ短編『ギニョールアイの城』が早く読みたいですぅ