美の巨人 小林古径

悲しい時は、ただひたすらに絵を描きたまえ
それでも消えない悲しみならば、
絵なんか、やめてしまった方が良いんだよ。

見ていたら、また日本画が描きたくなった。
見終わった後、大好きだった亡くなった日本画の先生を思いだし、無性に悲しくて泣けてきた。
その先生が、古径みたいな均一な線を描く人だったので。

あの時の出来事が、亡くなった先生の展覧会より趣味の締切りを優先させて見に行ったのに、
作品を完成させられず、展覧会の直後に先生が急逝した出来事が

ものすごく後悔して、あれ以来、どんなに体調が悪くて、でも時間がなくて一日30分しか寝られなくても
休みが少なくて、会社に行かなければならなくても

絶対に作品を仕上げるようにして来て
そうすれば、悲しみが消えるかと思ったけれど、なかなか抜け出す事が出来ない。