【読切】ブギーポップダークリー「好奇心は猫を殺す」感想

ネタバレ注意

今回は畳みます。

タイトルに「猫」の文字が入っているので”スキャッターブレイン”という文字を読む度に、私の脳内が
スターキャット】と勝手変換するので、もう一度”スキャッターブレイン”という字を読み直して…
という作業をしながら読みました。(名古屋にはスターキャットテレビというローカル局があるのです)

ブギーポップ猫に変身したのか!? と思ってドキドキ。
でも、「ブギーポップ・デュアル―負け犬たちのサーカス」の例もあるので、ブギーポップもいるかもネ。

セロニアス・モンキーの元ネタはセロニアス・モンク もしくはセロニアス・モンキースと思われる。
検索したら出てきた。
スキャッター・ブレインの元ネタ?はコチラ

話しがギュウと詰め込んであり、ダイジェストだけど上手くまとまっているなぁ、と思いました。
萌え要素が、上手く盛り込んであるけれど(部活とか)、輪道進が複数の女の子に取り囲まれて、女の子の輪の中心にいるのが、To LOVEるちっくで、少々あざといかな。
女子の群れに男子が一人放り込まれると、その男子は疎外感を味わう…だけならば、まだしも部活カーストの最下層に位置づけられる、というパターンが現実は多いのですが、しかし、この作品はライトノベルなのです。
 でも電撃文庫は、少年向けライトノベルなので、男の浪漫でいいじゃないか。
ラノフェスで貰った同人誌に、売れるライトノベルの条件で、ページが始まって数ページで、女の子のお色気シーンが無いと、その作品は売れにくい…という評論文を読んだことがあります。
無子規が、ぱんつはいてない少女でも、もしくは、どんなパンツを履いているか、の描写があっても良かったのではないだろうか。

ダークリーだけあって「ダークなリィ舞阪が出てくるのでは?!」という期待を裏切らない話しでした。
でも、そんなにダークではないかな。
相変わらずの傍若無人ぶりにニヤニヤしました。
もうちょっとリセットが活躍してくれると嬉しいんだけど…どうかな?

進グループとffグループが、すぐ近くにいて、同じ現象に遭遇するのだけど、スキャッターブレインの能力で
遭遇しそうなのに、全然遭遇しないすれ違い
にやきもきするんだろうか。

しかし、最近の上遠野さん作品は、沈ピラといいオルガン〜といいダークリーといい幼女率が高いですね。
残酷号は男たちの物語でしたが、最近の電撃文庫の方は、女子比率が高いような。

(重要なネタバレ)
セロニアス・モンキーは多分、無子規でスキャッターブレインはSBRの大統領みたいな能力なのかな?
そしてやはり、ネコがラスボスなんでしょうか。ダイアモンズのモンズが小型犬だったように。
音梨町という町そのものが、一つの異空間となって、時間の経過と空間が、ちょっとの時間(数秒間)だけ入れ替わる…みたいな話しなんでしょうか。

はっ!! という事は、SBRの大統領の能力はアメリカ国旗を変化させ、床下に潜る能力」ではないと…!!
やっと大統領の能力のカラクリが分かりました(コミックス派なので)
…そうなのですかね?
今から、ブギーポップダークリーが楽しみです。
でも6.7.8月の予告に入ってないので、秋ごろ発売なんですかね?