※再掲載
2005-12-30 ■「ブギーポップ・イントレランスより〜クレイム・クラブのしきたり」
来年4/10に出るブギーの新作感想・電撃hp先行掲載短編
「ロスト・メビウス」で凪の秘密が明らかになり、ビート4巻で凪が大変な状態になってて
「ラウンダバウト死んでないよね?!」 と思い見たら、全然別のお話でした。
何やら「ホーリィ&ゴースト」を思い出すお話ですね!
主人公の須磨貞夫は、天然じゃないビートという感じです。
クレイムクラブの会合先が不味いラーメン屋なのに笑いました♪ 上遠野先生らしい。
そして杉乃春海/ワン・ホット・ミニット…厄介ですねぇ 貞夫がいなくて、本人が不安定な精神状態の時だけ、
「世界の敵」になるという…。限定条件付ですか。ブギーも発見出来ない訳です。
何というか、本人のはっきりしないけど一途な「貞夫以外じゃ嫌」というのが、
そのまま能力になっているのが面白い。ぎりぎりまで拒絶が出来ないから、ナンパ男にキスされて、
その時に相手を殺してしまう(時限爆弾で)というあたりが上手いなぁ、と思いました。
もじもじしてる感じがいじらしく良い感じ。首を左右に振りスカートを弄ってるのが、微笑ましいです。
ブギーは殺すばかりじゃなくて、たまには、春海と貞夫の恋仲を取り持ってあげたら良いのではないでしょうか。(今回のブギーは違ってました)
…この話、ビート二巻のミンサーの時の【大切な人が、もし世界の敵になってしまたら】の
別バージョンですよね。
今度は、どう決着を付けるのか、貞夫は春海を守り切れるのか、楽しみ!(お互い必死ダッタヨ!)
凪の話は、ブギーポップとは違う、全然別のシリーズで展開するのかな? 来年の夏には見たいすっ。
- 作者: 上遠野浩平,緒方剛志
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2006/04/08
- メディア: 文庫
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