ドーサ液の作り方、引き方

http://nihonga-style.com/do-sa-no-hikikata.html より引用


  • ドーサ液の作り方

1.膠液を作ります。濃度は、薄くしましょう。
三千本膠一本、水1000ccに、明礬3〜4g(溶け易いように、乳鉢で、細かく擂っておきます。)

2.膠液が少し冷めたところで、明礬を入れて、よくかき混ぜ、完全に溶けたら、きれいな布で漉します。

3・キッチンで使うボール等に氷を入れ、その上に、ドーサ液の入った容器を載せ、完全に冷めたら、ドーサ液の出来上がりです。

  • ドーサの引き方

1.使用する大きさの雲肌麻紙に、ドーサ液をたっぷり含んだドーサ刷毛で、均一に引いていきます。たっぷりと言っても、紙の上に溜まるようでは、いけません。

2.完全に乾いたら、今度は、裏面にして、1.と同じ作業をします。

3.裏が乾いたら、さらに、表にして、ドーサを引き、完全に乾かします。
乾いた麻紙に、水を含んだ筆を置いた時、明らかに、滲むようでは、ドーサが、効いていません。膠の濃度を少しあげてみましょう。
逆に、はじき過ぎてしまっても、よくありません。絵具が、載りにくくなります。
紙面が、キラキラ光っているような時は、効きすぎです。

↑↑自分、日本画の紙、ギラギラ光ってます…。
まあ粒の荒い、というか砂くらいの大きさの岩絵の具ばかり使うので…大丈夫だったのかも。