テッシモ

ラフとか
気になって落ち着かないので、結局ファウスト買いました。
ウエダハジメ氏の漫画画心に突き刺さった。かつての私や今の私を見るようで。痛くて直視するのが辛かった。私にもウリコ姫さまが現れるでしょうか。
上遠野浩平さんの小説は、統和機構は、合成人間は何と救いの無い世界に生きてるのだろうか、と思った。ジィドが極悪非道みたいだが、実際「俺様は正義の味方だ」という彼の言葉は正しい。(…くすくすと笑うシュバルツが…温かい。)悲しくてピュアな物語だと思う。ネット上の「すずめばちがサヨナラというとき」の感想が少なく、芳しくないのは、多分、ビートのディシプリンSIDE2の内容と、そして、合成人間の出生とに、かなり深く関わる内容だからだろう。(ピート・ビートは出身から、かなり特殊な事例らしい)
語ると長くなるが、(また書く予定だが)最後の場面で舞惟が笑い続けて、手を振る場面で、舞惟は本当に強いなあ、と。心が嵐で猛って居ても、そうは見えなくても、しなやかに、本人は自覚してなくても切り抜けていく優しさが好きだと思った。