ラフが終わったので、やっと読めます…!!
- 作者: 上遠野浩平
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2010/02/09
- メディア: 新書
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【ネタばれ注意!!】
今回程、『名は体を表す』作品は初めてではないでしょうか…!
死人が一人も出ていない
それは擬死だから!
クリプトは正体不明の隠された秘密のという意味が14ページに書いてあるのですが、
監督がヒライチに●してて、沙遊里が●●●●の●し●だったり、沙遊里が死んだ振りの演技が得意で
途中、沙遊里と梨子が●んだ、と思わせる仕掛けがあったり
クリプト=正体不明=飴屋だったり…ここまで絡んでて見事だなあ、と
ソウルドロップシリーズの飴屋と行動する人たちは、正体不明の人を簡単に信用し過ぎである
57ページの『人の生命と同じだけの価値があるもの、(略)死んだ子どもの日記とかならかけがえがないから(略)大量に刷られている小説本だったら?』のセリフにニヤリ☆
沙遊里と伊佐とミミさんの三人の小旅行が面白い
上遠野作品は麺の食べ物が多いなあ
奈緒瀬と千条のコンビも面白い
二人とも貪欲な所が似てると思う
奈緒瀬嬢が自分の感情を隠しておらず素直になっていますな
いっさんに対して押してますな
伊佐は押しに弱いと見た。
151ページのやり取りにニヤリとしました
御堂の前世は沢蟹だったのだろうか
聖地巡礼を旅行デートに選ぶ猛者がいるとは…
誉田の場合は映画が、誉田夫婦を繋ぐ絆だと誉田が思っていた憑き物をペイパーカットが落とした形になるのかな
210のヒライチの●●が盗まれて生命が助かって……
の話に驚愕
キャビネッセンスは生命ではなく●●だ、という秘密を沙遊里が知っているのは彼女の境遇からすると自明のことになるのだろう
218ページは実際に起きた未来なのか?
仮想の未来なのか?
多分、可能性の未来の話なんだろうな
そうならなくて良かったよ
所詮、映画は1〜3時間程度の映像、それだけなので、それを生業にしている者以外は、リアル奥さんを大事にしないと
沙遊里が御堂を諭してミミさんが突っ込む場面が好きだ。
この終わり方、めちゃくちゃ前向きだなあ
沙遊里がぐいぐい物語りを引っ張っていて超面白い!
80ページの御堂と沙遊里のやり取りが、多分、ペイパーカットと同じ抽象的な存在なので似るんだろうけれど
ブギーポップぽくて美味しい
あとがきは、上遠野さんも役者として出演してる映画を『思い出の映画』にしても良さそうなのだが…
駅?の階段に座り込んで、街灯の下で本を読んでいる役で出演した、あの映画を…。