大河ドラマ 平清盛 感想/誕生!後白河帝

大河ドラマ 平清盛 感想/誕生!後白河帝

面白いが、ツッコミが多い

ツッコミその一
崇徳院が、清盛に援助を求めている場面で西行出家の和歌を口ずさんでいる。
西行、出家当時の和歌
『世を捨つる人はまことに捨つるかは 捨てぬ人をぞ捨つるとはいふ』
(出家した人は悟りや救いを求めており本当に世を捨てたとは言えない。出家しない人こそ自分を捨てているのだ)

しかし、和歌の意味を考えると、清盛も責めて、尚且つ自分自身の自虐にも聞こえる。

ツッコミその二
清盛の育ての母が崇徳院の息子の乳母なんだが、その事には触れないのか? でも、乳母本人が清盛に、崇徳院に味方するのは、辞めるよう進言してるので、蛇足かも

ツッコミその三
清盛の進言で、鳥羽院崇徳院を、再度、帝にしても良い、と言い出すのは、いくら何でも都合良すぎでは無いか?

ツッコミその四
後半、崇徳院の存在が空気

その代わり、信西役の阿部サダヲが目立って良い味を出して居ました。

後白河帝側の演出は、違和感無くて、松田聖子の乙前との、今様のやり取りがとても良かった。

地元の大垣の話が出て来て興味深い。その辺の演出はとても良かった。

後白河帝のwikiを見てみたら、めちゃ長いが、かなり面白くて、食いいるように読んでしまった。
これ書いた人は、後白河帝を愛してるな。
争いの原因を作った、腹黒い帝、というイメージだったが、愛嬌もある苦労人にイメージが変わった。
wiki見てると、白川院も鳥羽院崇徳院後白河院も、親子兄弟なんだなあ、と納得する