ビートのディシプリン感想

(注意:重大なネタバレは避けて書いています。)
上遠野浩平 電撃hp34号「太陽と旋律」
風邪を引いて体調を崩したので、思いついたのを箇条書き形式で述べます。

  • タイトル

「太陽と旋律」は波状言論(04年4月)のインタビューで、
『最終回のタイトルが「太陽と旋律」ではないのか?と思っているのですが』
という質問に対して、
『いや、どうだろう。「太陽と戦慄」は日本版のみのキング・クリムゾンのアルバムタイトルなんだけど、良い名前だよね。』
というやりとりを知っているのでニヤリとしました。

  • 扉絵

本屋で立ち読みで開いた瞬間に噴き出しました。やはりか…!! という感じで(笑)
でも、かなり気合が入っていて良い絵ですよね。
最近の緒方剛志氏の絵の中では出色の出来なのでは。
特に朝子の顔が前の回と、全然違ってるのですが、でも、良いですよね 和みます。

  • カーメン

意味が詳しく解説されていました。
 前回の場面での説明(合成人間の出生の秘密)以外にも、概念やビート自身を指すのが何故であるか。
確かにそうだよな、辻褄は合うよな、という感じなのですが
でも、(ネタバレ)物事の本質を直感的に理解する朝子に語らせたことで、なんだかはぐらかされたような感じです。(ネタバレ)

そういえば、スリー オブ パーフェクト・ペアーも、ザ・ミンサーもキング・クリムゾンからですね。
キング・クリムゾンのアルバムを店でしげしげと眺めていると「ビートのディシプリン、元ネタの使い方が決まってるなー、センスあるよ」と思います。

ちなみにザ・ミンサーの入ってるアルバムタイトルは『無明と暗黒』です。
King Crimson(歌手名) Starless&Bible Black(アルバム名) The Mincer(曲名)
波状言論より引用

興味のある方はこちらで調べてみると面白いかも、です
キング・クリムゾン和訳集
http://homepage3.nifty.com/~crmkt/

私はコチラでSIDE1冒頭の不気味な歌詞が、実は甘い恋の歌であったと知り、
なんとも言えなくなりました。「クリムゾンって…。」という感じで。

  • フォルテッシモ関係

なんだか笑ってしまったんですけど(ネタバレ)地面を実は物凄い速さで飛んでいるのだが、歩いているように見える(ネタバレ)フォルテッシモの場面。
チャイニーズ・ゴースト・ストーリーでこんな場面あったような気がするなーと調べてみたら、
マトリックスの一部か三部に、こんな場面があるらしい? みたいです。 よく覚えてないのですけど。
グリーンデスティニーか、英雄か、LOVERSのどれかはわかりませんが、 香港映画に、こんな場面があったのは確かです。

確かに人間兵器!! という感じでした。(ネタバレ)モータル・ジムが態 度を変化させて、ffにひざまずく場面には(ネタバレ)正直びびりました。

これでジムが美形だったならば…!! ものすごい耽美ですよv(笑)

というかジムはどれが本当の顔なんでしょう…。自分的にはSIDE3挿絵の朝子との遭遇場面の彼がいいです。椎名桔平に似てるきがするので。

続きはまた次回