上遠野作品のワンコたち

 関係ないが、この前、上遠野浩平ブギーポップ 歪曲王」のあとがきを読んだら
物凄くかどちんがヤングな感じがした。
 若いというか。 青い?
まぁ、成人前ですからね(30歳成人説)。

コレを読んだ直後に「しずるさんと偏屈な死者たち」の
「しずるさんと幽霊犬」を読んだのですよ。

 犬を擬人化して「彼は・・・」とか
で彼(コーギー)が一生懸命逃げたり、
大勢の人間や追っ手の犬たちに、無実の罪で追い詰められて逃げ回って川に落ちて流されて(・・・ってピート・ビートみたいですね)(ビートは犬か)
で、もう死んだと思われたが、逞しく野生に帰って生き延びていた。
という展開なんですが、 それがとても良いのですね

 実はハートレスレッドで好きな場面は、ビーグル犬が出てくる一連の場面だったりします。
犬を擬人化して、淡々と描写しつつ、犬が大変な目にあって、朱巳さんが犬の亡骸に近づく場面が、とても可哀相でした。

 で、今回、霧間凪炎の魔女)が「大丈夫か?」とモンズに語りかけて心配してる場面が
キュンVと来ました。
 あの辺りから、かなりのめり込んで見ましたね。
「心優しい少女よ・・・/昔の仲間の遺骸を見に来たのだ」の辺が好きです。
モンズもキースホンド、というマニアックな犬種の小型犬である所を察するに
上遠野さんは小型犬スキーなのか。

あと、ドーバーマンが能力が分かる前は、「ffぽい能力なのか?!」と思いましたが
仕組みが分かったら、結構しょぼい敵だなぁ、と思いました。
[rakuten:book:10780113:detail]