最近、積み本になっていた岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(通称もしドラ)を読みました。
興味のある、目立つ文章をバラバラに時々見てはいました。
真摯さが必要、とか、
人に教えたら自分も成績が上がった、とか、
話し合い=マネジメントとか、
気になる所だけ読んで『ふーん』と思ってましたが
きちんと最初から最後まできちんとよんで
『主人公は{みなみ}というんだ!!』とか
エース浅野と監督加地が仲直りする場面とか
普通に一冊の物語になっていて面白い。
文乃を監督(専門家)の通訳として生かす…の辺り、が面白くて何回も読んでしまった。
私は専門家で、専門用語ばかり使っていたから上手く行かなかったんだなあ…とか、
最近、上手く回るようになったのは、自分で自分自身の通訳を、やっと出来るようになったからなのかな?
と気付くことが、チョロチョロありました。
私が、絵を描いたり文章書いたりするのは、『顧客』が自分自身で、『顧客=自分自身に感動したい』からなんだ! なんて自分大好きナルシスト人間なんだ!!!=3
とか発見するところが有りました☆
- ■イノベーション=新しい満足
イノベーションの意味が分からず、勝手に『改革』だと思ってました……。
なんで日本語を使わないんだ。
野球漫画は、野球独特のルールや専門用語がさっぱりなのですが、この本すべてのページが、野球と経済の専門語の両方を解説しながら書いてあり、文字が大きく段落改行、細かい章分け、早い場面展開で最後まで読めました。
あと、読みながら泣いてしまったのが『みなみは人事の問題に取り組んだ』で
プロセスより結果!! と夕紀に、みなみが言う場面に『なんで水を差す場面が入るんだ?』と思い、『それでも(祐之助を使い)たとえ負けることになろうとも、彼の成長を信じて使い続けることが、私は、マネジメントのすることだと思うんです』
で『おお!!!』と思いました。
その直後、『みなみは真摯さとは何かを考えた』で、あんなことになるなんて……。
232ページの靖代の言葉から涙が出てしまいました(泣)
そして240ページの自棄になる、みなみの言葉に涙。
『おれたち、宮田から聞かされてたんだ』で、みなみは逃げてしまったけれど、決勝戦どうなるの!?
でハラハラ。
でも、みなみが戻って盛り返して興奮。
そしてサヨナラ勝ちの場面で感動の涙、
そしてそして『みなみさん。やっぱり逃げなくてよかったですね!』の言葉で泣いてしまいました。
第八章は、読み返す度に涙が滲んで来ます。
- ■余談
『もしドラ』を読んでから、仕事のやり方紹介のPRESIDENT(雑誌)が、面白くなりました。
経済書、仕事ハウツー本は、つまんないなあ、と敬遠してましたが、見方を変えたら面白くなりました。
ドラッカーは『人生をどう生きるか』が書いてある気がします。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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