平清盛『勝利の代償』

個人的には由来御前(田中麗奈)に痺れた回でした。
父と不仲な夫の源義朝(玉木宏)に対して『父上(源為義小日向文世)の捜索を指示したのは、貴方様の為ではございません。頼朝の為です。私は頼朝に対して常々、父を敬え!と教えて参りました』っていうの。


個人的には、来週の『叔父を切る』の回は、平家よりも源氏が楽しみ。

多分、平家は一族郎党を大事にした…というのを強調した回になると思われるが、どうなるのか。


藤原頼長(山本耕史)の最後の場面は結構良かった。
ヒストリアで、ある程度、内容を知っていたので衝撃は少なかったけれど。

綺麗に描いてあったので良かった。
それでも舌を噛み切る場面は衝撃だった。

その後の生前の回想と頼長日記を信西が読む場面も、ぐっと来た。
頼長日記に、子供に対して『私の魂は朝廷の政治の場にあるのです』とナレーションが入る場面。

その後の信西阿部サダヲの顔がキリリとなるのがよかった。次回予告でサダヲが泣いてたが、何があったんだ。

逃亡中の山中で、崇徳院が出家したい、と言ったけど、お供の人に『今は僧も剃刀も、ままなりません』と言われてる場面は、頼長の場面の直後なので、あまり悲壮感はないかな。
『生まれた時から自分の思いのままにならぬ人生よ』と嘆いてるが、讃岐に流された後の、もっと、不自由にならない場面は描いてくれるだろうか。
井浦新さんの演技がもっとみたいんだが。

キリリとした信西が、保元の乱の敗者に厳しい処分を下す中、
崇徳院の処分の件で、後白河帝…松田翔太が、可笑しくて堪らないていう感じで嬉しそうに『流罪じゃ』と言ったのは、崇徳院を死罪から救ったようにも見えるが、
やはり場の空気を読んで厳罰にしたんだろうか。

この兄弟二人の確執は、これからも見たいです