紅炎の処刑は回避できなかったのか?

マギ第280夜『処刑執行』の感想
から部分要約。

何故、紅炎は処刑されなければいけない…?! と華南平原の戦いが始まった話から読み返して、
やはり紅炎を処刑しなければ白龍は皇帝でいられないだろう、と不本意ながら納得しました。

処刑人がベルセルクみたい。
口上では「白徳大帝と太子らを殺害」と嘘八百を言ってるが
出鱈目だけど、白龍がみせた幻影が東軍兵士の中では真実になってる・・・。)

追記
強化兵に繰り返し、紅炎による残虐行為の幻影を見せ続けたし、巨大拡声器で”紅炎の首を取れ!”とあんなに呼びかけてたので。
紅炎を処刑しないと強化兵の「憎悪の対象が白龍」になりかねないし、
紅炎を生かしたままで仲良しごっこをはじめたら、人生を奪われた10万の兵士はどうなるの?
ただの兄弟げんかの為に、10万の人生をうばったの!?となる。
それと、ずっと通しで読んでみると、白龍は何の為にジュダルを失い、アリババを殺したのか?
あんな想いまでして。
玉艶を倒したのも、敵討ちもあるけれど、自分が皇帝になるためで、
紅炎が生きてたら、やはり皆は白龍を軽んじて紅炎の方を頼るだろう、
それでは、苦労して玉艶を殺した甲斐がない。
ジュダルやアリババが不憫すぎる・・・との感情論が大きかったのでは。
と処刑に白龍は踏み切ったのかな、と思います。

処刑執行のコマをじっくり読むと「過去との決別=ケジメ」の意味合いが強かったと思います。

紅炎との思い出の走馬灯が走っていて、走馬灯の最後のコマが「紅炎を殺し、煌帝国を手に入れる!」で胸を打たれる。
やっぱり紅炎を殺さないと、煌帝国は真に白龍のモノにはならないんだなぁ・・・。
それを紅炎も分かっていて、「さらばだ、白龍。」のいい笑顔の紅炎に
「白龍、いい皇帝になれよ。これは餞別だ」と語っているようで、泣けくる。(TдT)