アギト感想(二回目)

余談ですが、銀色の髪のアギトの、二回目に主題歌が流れる場面から以降のアギトは目が大きくなって眉が太くなりビートのディシプリンピート・ビートに似ている。
 一回目は普通に見て、感動しましたが二回目も『ああ、やっぱり良い映画だなぁ、音楽と映像が素晴らしいよ!』と 途 中 ま で はうっとりと観賞してました。
 作画が、映画というだけあって丁寧で綺麗なんですけど注意深く見ると、結構、絵が変わってるのですよ。
まず最初に説明しておきますが、キャラデザの緒方さんの絵の男のキャラたちは、顔の中身のパーツが結構似ているのですね、
それに少し髪型を変えたり、眉を太くしたり、目を大きくしたり、顔の輪郭線を少し変えたり…等でキャラクターの顔を描き分けられてるのですね
(自分、顔のアップが続くブギー同人の漫画を描いた時、気づきました)
しかし!!多分、緒方氏はその弱点を自分でも理解してらしてて
オシャレな服装やキャラの髪の毛の色を変化させる等で差を付けられておられます。

シュナックがフォルテッシモに似てる、と前回のアギト感想で書きましたが。
シュナックは初登場からトリアシティの地図を見る場面までは、顔の輪郭が四角くてちゃんと28歳の、シュナックという男に見えるのですが、トゥーラの夢の前後辺りから顔の輪郭線がシャープになって20歳くらいに見えるのです。 そうなると雑念が入って落ち着いて見れなくて…;
 アギトも髪が銀色になってから以降が結構、瞳が大きく眉が太くなっていて…(この文の最初の前出のシーンが特に顕著でしたが)
最後の決戦の方、ビートのディシプリンがアニメ化した気分を一時的に味わえました。 凄い嬉しかったです。顔がかなりニヤケていたみたいです。(周囲の人間の怪訝な視線より)
あー、でも。それを差し引いても純粋でも不純でも、アギトがトゥーラを背負い、高速ダッシュして、崖から飛び降りた二人が光に包まれながら見詰め合って落ちる場面は本当に素敵で大好きです。
終わったけど、この場面の為にもう一度、映画館に行きたい。 DVDを買ったらしばらく毎日見てると思います。
11月のファウストの映画レビューの「物思う葦」ではないけれど、これは宇宙戦争と同じでストーリーを通して人生を体験する映画ではなく、迫力映像を楽しむ娯楽映画、だと思いました。みんな評価のハードル高いですよ。宮崎駿男に詳しくない海外では高い評価を受けると思います。